四国地区アシュラムの活動についてのご報告

四国支部長 高松田村長教会  牧師 唐渡 弘

四国にアシュラムの活動が始まったのはいつからでしょうか、スタンレー・ジョーンズ博士はこの四国にもおいでいただきご奉仕されました。全国的にアシュラムの紹介がなされて、四国の教会でも行われました。

 日本クリスチャン・アシュラム連盟の四国地区の活動としてのアシュラムは、1970年代に、愛媛県の松山市の宇都宮 充先生の呼びかけで、愛媛県松山市で数回、香川県高松市で1回、行われた記憶があります。やがて、宇都宮先生は、同じ松山市の河野 修先生に四国地区アシュラムの活動をバドンタッチされました。そして、河野先生より香川県の唐渡牧師に引き継ぎがなされました。なお、宇都宮先生、河野先生、唐渡は全四国クリスチャン修養会の委員でありました。伝道のための修養会の委員が、アシュラムの活動をも担いました。だだ、これらの先生方は、高齢で奉仕教会よりの引退がありました。そして、次の受け継ぐ方がいない状態で今日に至りました。

こうした中にも、他の地区でアシュラムにかかわられた牧師先生が四国の教会に赴任され、その奉仕先の教会で教会アシュラムをされました。ただ、日本クリスチャン・アシュラム連盟の四国地区としてのアシュラムは行われないで今日に至りました。四国地区としてのアシュラム活動は、30年も途絶えたと思います。

 ただ、教師個人として、他地区のアシュラムに参加したり、また、学んできました。それが四国地区のアシュラムの現状です。そして、今も有志の方々により、愛媛県で松山アシュラム、また高知県で高知アシュラムが毎年、定期的に行われています。そのことは感謝なことです。

 アシュラムの核となる日本キリスト教団の教会の教職の先生方がおられなくなったことが、四国地区のアシュラムの働きがお休み状態になったことであります。しかし、先ほども申しましたように、愛媛県、高知県で有志の方々が、時を定めて、アシュラムの集いを行っています。

 日本の各地で、アシュラムが行われていますことを感謝します。四国では地区としてのアシュラムはお休みの状態ですが、アシュラムの恵みは、日ごとの聖書の静聴、折りをもって主に従い、主に生かされて教会に仕える恵みに与っていますことを心から感謝しております。以上をもって報告とさせていただきます。